第12回(8月23日)「Fishによる職場活性化策」報告
今回のテーマは「Fishによる職場活性化策」でした。
“Fish”はもともとビデオ映画で、シアトルにある世界的に有名になったバイク・プレイス魚市場を題材にして、やる気のある社員を創り出すことによって職場全体を燃え立たせ、顧客を喜ばせることが可能であることを教えています。一日中立ちっぱなし、水と格闘して腰も冷える・・・そんなつらくて単調な魚市場の仕事が大変身し、仕事を楽しむために魚投げのパフォーマンスがマスコミで大きく取り上げられ、全米が注目しました。
米国ではマクドナルド、アマゾン・ドットコム、ナビスコ、ヒューレットパッカード、米国陸軍ほか、40以上の有名企業・組織が採用。日本でも、一部上場企業から個人商店まで、また流通の最先端から工場、そして医療介護関連など、幅広い分野の組織や職場で活用されているとのこと。
“Fish”の哲学とは、たった4つ
- Play(仕事を楽しむ)
仕事に遊びの要素を入れて、楽しく働こう。
- Make Their Day(お客様を楽しませる)
顧客満足(CS)は、ここからはじまる。
- Be There(お客様に向き合う)
今そこにある仕事に誠心誠意集中しよう。
- Choose Your Attitude(自分で態度を選ぶ)
つらい仕事も、自分で決めればやりがいが出る。
というものだが、あらゆる職業分野への応用の事例もあり導入しやすくなっています。
会議では、前もってビデオを見てきた方や、3冊のシリーズ本を読んできた方々によって熱心な話し合いがなされましたが、既にこの哲学を職場に導入して「さざれ石」を感謝の手紙と共に贈り合うことによって、活性化がなされている事例も報告されました。外食チェーンの人事部長はこれから職場活性化に導入を検討するきっかけにもなったようです。
次回は9月20日に「体験学習による社員教育」というテーマです。毎回異なったテーマですので、いつからでも参加できます。お申し込みはHomeの「人材開発担当者会議」からどうぞ!
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