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インストラクターの知恵袋(2) メディアをもっと効果的に使うには
ホワイトボードやプロジェクターなどのメディアは、複数使うことによって参加者の理解や納得の度合いを深めることが出来ますが、便利な反面落とし穴にもなりえますので、注意して使う必要があります。ここでいくつかの裏技をご披露しましょう。

1.メディア周辺をすっきりとさせる。
メディアは目立つものです。参加者の注目を集めます。それであるがゆえに、メディア周辺を片付けてすっきりとさせておきましょう。ホワイトボードの盤面は綺麗にふき取られていますか?マグネットなど余計な数やさまざまな形や色混在していませんか?必要なマーカーの色が必要な数だけそろえてありますか?イレイザーはありますか?プロジェクターとPCのつながりはすっきりしていますか?余計な配線がありませんか?

2.注意を向けさせる。
メディアを使うときには、他のメディアからこちらのメディアに注意を切り替えてもらうために「こちらをご覧ください」と紹介します。プロジェクターなど光が注目を集めやすいものから切り替える場合は、プロジェクターを消したり、パワーポイントの場合は「B(Blackout)」ボタンを押したりします。自分自身がメディアであることもありますので、その場合にも今まで使ったメディアを目立たないものにしたり、少し移動して変化を与えたりします。

3.参加者とのつながりを保つ。見せる資料を知らせる。
メディアを利用しているときに参加者はどこを見ているでしょうか?メディアに注目し続けてもらうために、説明したい箇所をポインティングし、ジェスチャーで強調しましょう。メディアを見ているか、あなたを見ているかのどちらかになっていれば成功しているといえるでしょう。

4.簡単明瞭な表現を見せて、詳しく口頭で説明する。
メディア自体の表現は、見やすく簡単明瞭にしておいて、口頭で詳しく説明することです。書いてあるままを読むだけではいけません。その言葉の意味や定義、なぜそれが大切なのか、例示や体験談を交えて興味深く説明できます。そして次のメディアに移るときに、もう一度今までのメディアに書かれている言葉を繰り返し紹介して印象付けます。

5.退屈させない工夫をする。
同じメディアを長時間見ているとどうしても飽きが来てしまいます。メディアから別にメディアへの切り替えや、同じメディアであっても適当な時間(3〜5分)で変化を加えることによって退屈させないように工夫しましょう。パワーポイントのアニメーション効果を適切に使用するのも良いでしょう。

2008.11.04

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