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■ビジネス戦略と求められる行動の定義
人材開発は「人の成長」を支援することはもちろんのこと、それによって、ビジネス戦略の遂行を支援するものであることが求められます。
各企業内の組織は、ビジネス戦略の遂行のためにそれぞれの役割を担うことになりますが、それを実際に現実のものとするのは人であり、人材開発もその行動を支援するものであることが望ましいと言えます。
従って、人材開発の出発点は漠然とした「能力」ではなく、それぞれの組織や役割によって、「どのような行動が求められるのか」を定義することから始まります。
さらに、その明確な定義は、これまで測定が難しいとされてきた人材開発の領域でのROI(投資対効果)を可視化することに役立ちます。

HRD研究所では─
ご相談されるお客様の「○○がやりたい」「△△のトレーニングはないか」というリクエストに対し、常にビジネス戦略まで掘り下げる対話を行い、効果の見える人材開発のお手伝いをいたします。 >> 研修コース一覧へ

■必要な人材像のマッピングと育成プロジェクトの立ち上げ
ビジネス戦略を遂行するために不可欠な行動が定義されると、次に、「それを行う人はどんな知識やスキルが必要なのか」を明らかにしていきます。
この「行動」と「知識やスキル」が明らかになって初めて「人材像」と言えるものになるわけです。
さらに、組織には階層があり、若手もいれば経験の長いベテランも所属しており、その人口ピラミッドも各企業で様々です。
ある組織では若手であっても豊富な知識と高いスキルが求められるかもしれませんし、ある組織ではベテランの持つ経験を生かしながら次のステージへと移行させる必要に迫られているかもしれません。
人材開発を考える上では、そうした現有リソースを鑑みた上で、真に必要とされる人材像のマッピングを行ない、焦点をどこに当てて人材開発プロジェクトを立ち上げるのかを考えなければ、戦略は「絵に描いた餅」に終ってしまうリスクをはらみます。

HRD研究所では─
人材開発を一つ一つのプロジェクトと考え、「いつまでに、誰に、どこまでのことを求めるのか」を明らかにし、人材開発に関わる予算を効果的に配分するためのお手伝いをいたします。

■プロジェクトのスコービングとグランドデザイン
ビジネス戦略の一端として、人材開発の力点をどこに置くかが決定したら、次にそれぞれのプロジェクトのスコーピングを行う必要があります。
これまでの通信教育やクラスルームでの集合研修だけでは難しかった「ビジネスへの貢献」を、人材開発の目標値の一つとして置くことができるようするために、組織の巻き込みやフォローアップの実施、実案件のトラッキングなどを有機的に組み合わせたグランドデザインが注目されています。
また、このような目標値を定義することによって、人材開発のROI(投資対効果)を明確に示すこともできるようになります。

HRD研究所では─
人材開発プロジェクトの性質に見合ったスコーピングと目標値の設定、また、目標値を「ここまでできたら・・・」という夢の数値に終らせないグランドデザイン設計までのお手伝いをいたします。

■個々のプログラム設計とマテリアルの制作
従来、教育プログラムの設計といえば、教科書となるテキスト、ケーススタディー、ワークシート、あるいは、ビジネスゲームやシミュレーションなどを制作することでした。
しかし、戦略的なワークショップや、実案件を扱うアクションラーニングなどでは、画一的な「納得させる」プログラム設計の範疇に収まらないものもあります。
ここでは、各企業の実態に合わせ、従来型のノウハウと、近年の実践型のノウハウをうまく組み合わせた、行動やビジネス貢献につながるプログラム設計が求められます。
また、それに伴い、マテリアルも、紙とゲーム用の小物類などだけでなく、現場の実態を反映したケース映像や、各社のITシステムと連動するツールなどが必要となる場合もあります。

HRD研究所では─
プログラム内容のロジカルな設計はもとより、人のエモーショナルな部分までの豊富なノウハウをもとに、行動やビジネス貢献につながる「結果の見える」プログラム設計と、マテリアル制作のお手伝いをいたします。

■研修・ワークショップとOJTの実施
上記4点までは人材開発プロジェクトの綿密な準備として不可欠ですが、実際に参加者を迎え、大きなインパクトに導くためには、講師やファシリテーターの充分な力量が求められます。
「伝えなければいけないこと」を飽きさせず、説得力を持って語りきる力を持つことはもちろん必要です。
しかし「理解する」から「行動する」に人材開発のスコーピングを移行させるためには、時として、そのような「先生」の力を見せつけるのではなく、むしろ「答えを持たない人」というポジショニングで、参加者に真剣な考察を促し、行動させるファシリテーターとしての振る舞いを選択する柔軟性も求められるのです。
また、「机上の空論」に終らない人材開発のためには、組織をうまく巻き込み、OJTにつなげていくツールの説明やオリエンテーションも重要視されています。

HRD研究所では─
ベテランの講師・ファシリテーターを擁するにとどまらず、講師・ファシリテーターの育成も行っています。
また、その育成ノウハウをいかした、各企業内の社内講師・ファシリテーターの育成サービスと使いやすいリーダースガイドの準備により、効果的な研修・ワークショップとOJTの実施のお手伝いをいたします。