サービス セミナー 研究サロン 事例集 企業情報
第3回(10月17日)のテーマは「女性社員の活性化」
 最初に今回のテーマに関する資料がHRD研究所から提供されました。
 主に厚生労働省が提案している「女性社員の活性化プログラム(ポジティブアクション)」についての説明資料からその意味と意義を理解しました。またベルメゾン生活スタイル研究所や二十一世紀財団の資料から「女性社員の活性化」が「男性社員の活性化」ひいては「企業全体の活性化」にもつながっていることや、ポジティブアクションが進んでいる企業の75%で社員が5年以上のキャリアビジョンを持っていることが確認されました。

 その後、参加者の各企業の女子社員の活性化プログラムの実施状況が披露され、活発な意見交換がなされました。主な内容をご紹介しますと、

 1.ある企業様では、社長の推進する企業改革プログラムの主要な戦略として今年から「女子社員の活用」を取り上げ、一般職の女性社員からも総合職に抜擢する制度を作りました。しかしその制度を適用する前に「女性社員向けキャリアアップ研修」を実施したところ、総合職への転換希望者が予想以上に出てきたそうです。現在、一連の総合職登用プログラムを実施中ですが、既に受講者が各職場でリーダーシップを発揮するようになっており、効果が出てきている。

 2.厚労省では、今年から300人以上の企業からポジティブアクションプログラムの数値目標を提出するように義務付けているようである。しかし、そうした官庁主導が無くても女性社員の活用は人事制度そのもので重要な施策であり、各社とも真剣に取り組んでいる。

 次回(11月21日)のテーマは「キャリア研修」です。
 

>>Reserchの一覧へ